僕はカモでした。高年収のサラリーマンがワンルーム投資マンションの営業に狙われる4つの理由

こんにちは。ごうです。


4年前に僕は、ワンルーム投資マンションの営業にカモられ、
4部屋を購入しました。


結果、1700万円の大損をしかけました。


家族の信頼も失い、家庭も崩壊しかけました。

今でも

「あの時、なぜもっと自分で調べた上で慎重に考えなかったんだろう」

「なぜ出会って間もない担当の営業を信頼なんかしてしまったんだろう」

「どうして新築ワンルームマンションを4部屋も手を出してしまったんだろう」

週に2,3回は寝る前にこんな後悔の念に囚われて眠れない日々を今でも過ごしたりしています。

僕のブログに辿り着いた方は、
少なくともワンルーム投資マンションを購入済、
もしくは購入を検討しているサラリーマンの方で、
悩みや不安や疑問を抱えている方かと思います。

僕自身、会社の信頼できる上司からの紹介で
ワンルーム投資マンション業者を紹介いただき、
よく考えずにそのまま購入しました。

周囲の同僚もみんな買っていたし、
誰もが知っている総合商社・銀行・メーカの社員が
その業者から購入していたので、安心しきっていました。

おそらく自分が何を買ったのかも良くわかっていなかったと思います。

そこをうまく利用されたのかと思うと後悔してもしきれません。

僕がお伝えしたいのは、
そこそこ年収の高いサラリーマンは
ワンルーム投資マンション営業のカモでしかない、
ということです。

僕の当時の年収は約800万円ほどだったのですが、
そのことに気付いた時には「時既に遅し」でした。

そんな僕みたいに、何も分からずに
ワンルーム投資マンションの購入を決断している
そこそこ高年収(500万以上)のサラリーマンは、
今日もこの瞬間生まれていると思います。

そして、「後から購入しなければ良かった」
と後悔する人が後を絶たない現実があることを
僕は知っています。

そんな被害者を少しでも減らしたいと思い、
このブログを立ち上げました。

今日は、なぜそこそこ高年収のサラリーマンがカモなのか、
僕自身の経験を踏まえて解説していきます。

目次

投資マンションを保有することで生まれる優越感をうまく利用された話

僕自身、前段でもお伝えしましたが、
日本国民の平均年収以上です。

ワンルーム投資マンションを購入した際は
およそ800万で手取りで590万くらい。 

月額の平均手取りは49万になります。

これは世間一般的には高年収と言われますが、
別に自由に暮らせるわけでもありません。

正直年収が高いと言われてもピンと来ないし、
むしろもっとお金が欲しかったです。

当時の会社の上司に一度お金についての悩みを相談した際、
その上司からワンルーム投資マンションの会社を
紹介されたので会うことにしました。

そして後日、会ってみて最初に言われたのが、

「ワンルーム投資マンションは、若くして年収の高いごうさんだからこそ得られる投資の権利なんです」

「日本の平均年収が400万円台と言われる中、若くして500万以上ましてや800万ももらっているごうさんは特別な権利を持っていると思ってください。」

こんなことを言われました。

そして当時の僕は営業マンの話を聞いて

  • 何となく投資マンションを持ってるサラリーマンってかっこいい。
  • 他のサラリーマンと僕は違う。
  • 僕は選ばれた存在なんだ。

などと考えてしまったのです。

サラリーマンの投資マンションは、
銀行にローンを借りないとできない投資なので、
この話は事実ではあります。

基本年収500万以上で且つ年齢が若めな人(30前後)しか
銀行からローンを借りれません。

さらにワンルームマンション投資の様々なメリットを伝えられ、
気持ちはどんどん購入する方向に傾いていったのでした。

今考えればこんな営業トークによくひっかかったなー

って本当に反省。

ほんとくだらない見栄というか、
そこそこ高年収で良い企業に勤めているだけで
中身が空っぽだった自分が本当に恥ずかしいな、、
と思うばかりです。

「良い会社で活躍している人は忙しくて投資のことを考える時間がない」という言葉に踊らされた話

更に話を聞いていくうちに営業マンから

  • 「良い会社で活躍している人は忙しくて投資や貯蓄のことを考える暇もないですよね」
  • 「そういう時のために我々のような業者がいるんです」
  • 「購入後のサポート体制も万全です。購入してからが長い付き合いになるんですから」

こんなことを言われてのぼせ上ってました。

確かに僕は当時忙しかったです。

リクルートに勤務しているのですが、
当時ちょうど30歳を超えてメインプレイヤーとなり激務でした。

加えて後輩育成もあり、管理職への準備期間でもあり、
正直土日以外は仕事以外のことをする時間がありませんでした。

数千万の買い物を、忙しいからといって、
信頼できる上司の紹介だからといって、
出会って間もない営業マンに全任せするなんて
今思うと恐ろしいです。

ですが、僕は愚かでした。

自分がいかにも特別であるということや、
少しでも周囲のサラリーマンよりも優位性が
あるということを感じてしまい、
そこにしがみつきたくなってしまったのです。

「僕は忙しい、他の低所得者と違う」

そんな優越感を心のどこかで感じたかった、いや、
そう思うことで自分自身の正当性を保とうとしていたんだろうと思います。

ワンルーム投資マンションの営業マンは、
カモとなる「そこそこ高年収サラリーマン」の
人間性・思考性を結構理解した上で営業をしかけてきます。

僕は営業されている時に、

「あーなんか気持ちいいなーこの人としゃべっていると・・・」
「自分って特別なのかな~」
「こういう投資をやる立場になってきたんだなー」

と気持ちよくなってしまっていました。

こうなったら要注意です。 

周囲で購入している仲の良い同僚の名前や、大手企業の社名を出されて安心しきった話

こういった形でワンルーム投資マンションの営業から話を聞き、

「自分は特別だ!」

「投資は将来のためにやっておいた方がいいんじゃないか」

と、購入に気持ちは傾いていました。ただ、一方で、

「いやー本当にこの話を聞いただけで大丈夫だろうか?」と、
さすがに一度疑いの目を持ちました。

しかし、知りあいの同僚や、
他の購入者のプロフィールを見せられた時に、

「あー、あいつも買ってるんだ?」とか、
「あの会社の人たちも買ってるんだ?」
というのが分かった途端に一気に安心してしまい、
即購入を決断してしまったのです。


普段慎重な同僚や仕事ができる先輩も、
更にはみんなが知っているような、総合商社やメーカーや銀行の方も購入していました。

僕にとって、購入するか否かの判断に迷った時の判断材料として、
誰が他に買っているか?が大きかったです。

その心理をワンルーム投資マンションの営業マンはよく知っていて、
僕は最後にクロージングをかけられました。

何ともお恥ずかしい経験です。

そこそこの高年収がゆえに、複数部屋購入できてしまった話

そこそこ高年収サラリーマンだった僕は、
ローン審査が緩く恰好のカモでした。

僕は全部で4部屋を購入しましたが、
当時年収が800万ありましたので
年収の約8倍から10倍までローンが組めて
約8,000万ほど借り入れができる状態でした。

また、リクルートに勤続3年以上と、
ローン審査が緩くなる条件を満たしていたため、
更にローン審査が緩くなる属性でした。

ローンは、年収によって利率や組める金額が変わります。

例えば、東京スター銀行なんかは、
年収1000万以上だと1%弱金利が低くなります。

他にもイオン住宅ローンなんかは、
800万~1100万は年収の11倍以内までローンを組めます。
550万~699万は年収の7倍以内までしか組めません。

年収が高ければ高いほど利率も良く、
多くのローンを借りることができるため、
ワンルーム投資マンションの購入ハードルが大きく下がります。
  

僕は営業マンから3部屋を一気に提案され、
3部屋を即購入してしまいました。

ローンが多く組めることができると複数部屋購入できてしまうので、
ワンルーム投資マンションの営業マンからすると僕はカモだったんです。
 

そして、購入後に分かったのですが、
僕が購入した3部屋は売れ残り物件でした。

3部屋で合計7000万もしたので、
条件良くローンを組むことができる僕がロックオンされたのでした。

ただ、これだけにとどまらず僕は1年後、
更にもう一部屋を追加で購入してしまったのです。

既に借金が7,000万あるにも関わらずです。  

なぜ追加でローンが組めたかで言うと、
ローン審査を通すために不動産会社が
僕の源泉徴収票を偽装して銀行に提出したからです。

これは立派な犯罪ではありますが、
なぜ偽装した書類が簡単に通ってしまったのか。

僕の年収が高く信頼性が高い会社に勤めていたので、
銀行側もチェックが緩くなってしまったことが原因です。

僕は最後のハードルである銀行ローンの審査が通りやすい状態でしたので、
ワンルーム投資マンションの営業からすると、恰好のカモだったのです。

1枚目が正しい確定申告の書類で、2枚目が不正の確定申告書類。

最後に

いかがでしたでしょうか。

そこそこ高年収のサラリーマンは
ワンルーム投資マンションの営業にとっては恰好のカモです。

今一度、自分のステータスを見直した上で、
これから購入を検討している人はカモになりやすい存在かどうか、
既に購入されている方はカモになっている可能性はないか?を、
きちんと見直す機会を持つことをおすすめします。

ただ、もちろん全てのワンルーム投資マンションが
悪いと言っているわけではありません。

中には本当に良いモノを売っている業者もいます。

ですが、良いモノでも悪いモノでも売上を上げ続けないと
会社は存続できないし営業マンもノルマがあるので、
明らかに悪い物件でも売らないといけないわけです。

僕が言いたいのは、見栄をはらず、
きちんと自分で色々と納得するまで調べた上で
購入を決断することが一番大事だということです。

この記事を読んで、少しでも今の自分の状況を正しく理解するきっかけになってもらえたらと思います。

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